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自作の詰将棋とかいろいろ

あっちゃんの大道棋研究 - 1 「217手」銀問題の謎を解く その0

表題の通り217手の大道棋が存在するのを知ったのはつい最近(2006年3月頃記載)のこと。
「にひゃくじゅーななて?なんだそりゃ?」というのが第一印象。そこですぐに思ったのが、「こんなのを大道棋の実戦でやったらお客も疲れるだろうが大道棋屋さんも疲れるだろうな・・・」とか。
図面を入手して早速解いてみましたが疑問点がいくつか出てきました。そこでいろいろとあれやこれやと研究し、面白い結果が得られましたのでここで公開することにしました。
銀問題に対してあまり知識の無い方でも読んでいただけるように、この問題を使って基本的なところからポイントを押さえながら「解説」して行きたいと思いますのでよろしくお付き合いください。図面をたくさん使っていますのでスラスラ読めると思います。

大道棋は長手数だからいいとかそういうことはありませんが(むしろ短手数の方が面白い攻防が詰まっているといえると思います)長手数というのも大道棋作家にしてみればちょっとした魅力。
銀問題の長手数といえば加藤徹さんの看寿賞作品がまず頭に思い浮かびますね。
短手数銀問題の名作といえばこれもTETSUさんこと加藤徹さんのドキドキ展示室2の銀問題。わずか15手ながらおもちゃ箱解答陣のうち約半分が討ち取られたというペテン作。
一言で銀問題と言っても玉が93のもの、玉が81にいるものといろいろとあるのですがこの辺の詳細は詰将棋おもちゃ箱ドキドキストリート内にある大道棋類型辞典をご覧ください。
他にもいろいろとありますが今回の217手はどんなもんでしょうか?

 

出典は大道棋辞典 銀2:8-52 作者不明

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