自作大道棋精選＃６

作意手順

後で示しますのでとりあえず解いてみてください。

94香に注意してくださいとヒントだけ書いておきます。

如何だったでしょうか？詰みましたか？

作意手順

86金、84玉、75金、95玉、96馬、同玉、63角成、86玉、85馬

まで9手詰

（2006年6月　おもちゃ箱）

なんと９手詰です。初手86金！こんな手は大道棋の実戦で初心者が指すかどうかというぐらいの手ですね。続いて75金！これが正解です。こんなのもできそうだなと半分冗談で創ってみて、冷やかし半分で加藤徹さんにメールで送ったところ「これは面白いです」とおもちゃ箱のドキドキ展示室に即採用されてしまいました。結果稿でも非難轟々を予想していたのですが「やられました」などの嬉しいコメントが沢山。

これも75歩無しならこんな手順できそうだなという直感からの創作。

小五郎－いつものように96金～86飛中合は以下打歩の形になったり中合で逃れる筋があったりしてどうにも捕まらない。きっと長手数でとんでもない所へ追いかけていくんだろうと推測したのですが、何と何と9手詰！？大道棋の顔をした配置にすっかりだまされました。これはもう偽装工作問題ですね（笑）。でもこの楽しい仕掛けに拍手喝采！です。

諏訪冬葉－信じられなくて5回くらいチェックしました

S.Kimura－固定観念によって初手96金から入り、飛の中合いから金を捨てて飛を取るところまでは絶対だと思い、数日考えましたがなかなかうまくいきません。同じ局面から柿木将棋に解かせてみましたがどうも詰まないようです。何手詰かを確認する為、初手から解かせてみると9手詰で初手は86金とのお答え。完全にしてやられました。