あっちゃんずぶろぐ3

自作の詰将棋とかいろいろ

あっちゃんの大道棋研究 - 1 「217手」銀問題の謎を解く その2

その2です。

 

前回からの続きです。
初手から
54馬、63銀合、同馬、同角、82銀、92玉、81銀打、同角、同銀成、93玉、75角、84金まで進めてきました。
ここから217手目まで進めていきます。
82飛成、94玉、91龍と香を入手。
ここで合駒をするわけですが、後で96香と合駒をするので93香合とし、
96香に95歩合とすることにします。93に歩合、95に香合でも同じです。
さてここまで行くと、同香、同玉までは当然ですね。
93龍として下から追います。
ここで94金と寄ると同龍、同玉、85金で簡単。94に合駒を打たなければなりません。
横に利かない歩、香、銀、角だと84龍、同歩、86金までです。
94金打合だと84龍、同金、86金、94玉、95香、同金、同金、同玉、86金、94玉、85金まで。ちょっと手数長くなりましたが94飛合が最強の応手です。
桂合だと・・・?って桂は品切れなんですよね。
94飛合に同龍、同玉と取ります。
上から香打。
これに対しては歩でも香でもよいのですが上は歩、下は香で行きましょう。
ということで飛打に対して香合をします。
95香、同玉、93飛成、94飛合、同龍、同玉。
あれ?元に戻った?
いえいえ、持駒の歩の数が1つ増えています
もう一回やってみると・・・
さらに歩が1枚増えましたね。
これで気付いたかと思いますが、
この繰り返し手順で持駒の歩がどんどん増えていくわけです。
さらに香打、歩合、飛打、香合をして
精算してみるとまた歩が増えました。
もう1サイクルやってみると・・・。
歩が5枚に。
さらにどんどん繰り返していくと玉方の歩の在庫も僅かなようです。
174手まで来てしまいましたね。
香打、歩合で玉方最後の歩を使い果たしました。
精算して
香打には歩がないので香合するしかありません。
上も下も香合になってしまいました。
ひるむことなく精算します。
今度は玉方の香の在庫が尽きました。
精算して
香合を使って次どうしよう。
合駒に困りました。
何でも似たようなものなのですが銀合にしておきます。
この銀をもぎ取ります。
さて、フィナーレは近いですね。
93に駒を打たれるのを見越して金合で粘ります。
以下、82銀、92玉、93歩、同金、同香成まで。
217手を詰めあげました。めでたしめでたし。

208手目の合駒ですが金の場合、いろいろと詰ませ方がありますが
同飛成、同玉、95香、94金合、85桂、92玉、82金でわかりやすいと思います(215手)。
角合だと同飛成、同玉、95香、94金合、71角、92玉、82角成(215手)
さて、この217手ですが、まず歩を品切れにさせるまでサイクルをくりかえす。
次に香も品切れに追い込んで合駒に困らせそこから収束に持っていく。
というストーリーでしたが、そこまでやってから収束に向かわないと詰まないのでしょうか?
ということで、途中から収束に持って行けないかどうか調べてみることにします。続く

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